♥ お金のこと。ATMと新生銀行のカード
コロンバスサークルで、ガイドさんが、「ここでお昼をとってきてください。1時間後に集合としましょう」と言うので、やっとご飯だとうきうき降りる。
コロンバスサークルのお昼は楽しかった。時間がないので焦っていた私たちは、まずお金をおろすことに。
実はガイドさんからエンパイアステートビルのチケットを買うことになっていて、そのお金を現金で支払うことになっていたのだ。それほどの現金は持っていなかったので、ATMへ。ところが、おろせないじゃないの。
2~3回やってみて、よく英語を読んだら、どうもマシンの中のお金が足りないらしい。えええ~っ! 日本でそんな事態に陥ったことがないので、半信半疑。違うマシンを探しておろしたところ、ちゃんとでてきた。
良かった。
それにしても、この新生銀行のカードは素晴らしい。
普段使っている口座(もちろん円よ、ドルじゃなく)なんだけど、円で入っている口座からドル建てでおろすことができるんですよ。(他のカードでも出来るのがあるのかもしれないけど)
一昨年、ロサンゼルスで初めて使って、その便利さに感激。
去年もシンガポールで活躍しましたよ。
おかげで、大金を持ち歩く必要もなく、国内よりもお財布の中身は少なく(少ない金額でもカード払いでOKだし、たくさん持ち歩くと危険だし)、快適でした。
昔、海外旅行をした時、お金のことはあれこれ考えた覚えがあるので、このカードのおかげで、大分楽になったと思うよ。
トラベラーズチェックとか持たなくていいし。(一昨年、トラベラーズチェック買おうとして銀行に行ったら、都心の店でしか売ってないと言われて、そこではたと考えて、要らないのでは?と思った)
そう考えると、ずいぶん手軽にアメリカ旅行ができるようになってるなぁ、と思う。
昔、夫と二人で旅行した時にはビザはいらなかったけど、そのESTAにしたってネットでできるし、保険もネット。航空券もホテルもみんなネット。もうすごいよね。行きたくなったらあっという間に手続きができる。
♥ 寿司は日常?
さて、お金をおろしたあとは、地下のフードコートに。ホールフーズというスーパーのフードコートは、まぁいってみればバイキング形式で、好きなものを容器にいれたり(重さで値段が決まる)、いろんな売り場のランチセットみたいなのを注文して、レジに持っていけばOK。
私は飲み物売り場で飲み物を注文したら、「ここでレジもできますよ」と言われて、そこで支払いをした。
カレーやチキン料理、サラダなどのほか、スイーツも買って、お腹いっぱい食べちゃった。お寿司のカウンターなんかもあって、地元の人が食べていて、おいしそうだった。
スーパーなので、お魚売り場の試食販売もやっていて、マグロの刺身を売っていて、息子が試食品をもらったら、お醤油がかかっていた。しかも、「うまい!食べてみなよ、うまいよ」と一口くれたのを食べたら、美味しかった~。
そういえば、お寿司食べてた人たち、皆さんおはしを使っていたけど、おはし使うのはもうスタンダードなのかな。お寿司おいしそうだった……
♥ 午後のツアーはセントラルパークからハーレム
車にもどると、午後のツアーに参加するのは、うちともう一家族。ご夫婦とうちの子よりちょっと上ぐらいかな、の息子さんという組み合わせ。
まずは、ジョンレノンが住んでいたダコタハウスの前に。その側にとめて、少しセントラルパークに入ってみると、足元に「Imagine」のタイル画が。皆さん、観光客なんでしょうね、写真をとっているので、私もとってきましたー。
側には、その「Imagine」歌を歌っているアーチスト?が。観光客向けですね。
土曜日だからか、セントラルパークは犬やら子どもやら連れた市民がくつろいでいました。いいお天気!
その後、名門コロンビア大学の横を通って、ハーレムに入っていく。
ハーレムは今は昔とは大分違うのだそうだ。新しい建物も多く(実際高級アパートメントもけっこう建ってるらしい)、危険な雰囲気ではなくなっていた(まぁ、それでも海外はいつでも危ないんだけど)。
うん確かに、いろんな人種の人もが歩いてるし、人通りも多い。初めて来たので、比較はできないけど、危険な感じではないなぁ、なんて外を眺めているうちに、大きな教会の前にとまった。
セントジョーンズ大聖堂。「急いで見て来てください」と言われて急いで見てくる。ものすごーくでっかいステンドグラスに仰天した。すごーい、とぽっかり口を開けていたことだろう。
♥ グラント将軍は愛妻家
車にもどると、ガイドさんが焦っている。なんでも、うまくいけば、「グラント将軍の墓の内部に入れる」とのこと。「今日は間に合いそうなんですよ」と大急ぎで現場に向かう。
グラント将軍は、南北戦争の北軍の英雄。ほんと、ニューヨークっていろんなものがあるわ~。グラント将軍って、みんなに愛されてるんだよね。立派なお墓を作ってもらって、観光名所になるんだ
さて、そのお墓ですが、建物は教会のような感じで、お墓のある地下は……うん、神聖な感じはする。
息子が「ミナスティリスの執政官が息子を燃やそうとしてたところみたいな雰囲気がある」と称してたけど、わかるよ、それ。これは映画「ロードオブザリング」の1シーンなんだけど、やはりそれは死んだ貴人を置く場所って感じだったんだよ。
なんというか、きっと文化ってこういうことなのかなぁ、と思った。西欧の文化は根本はつながっていて、たぶん、映画のシーンもここも、「こういう時はこんな感じ」っていうのがあるんだな、というか。
さて、墓を出たところで、ガイドさんが待っていて、「良かったですね。もう公開時間は終わってます。ギリギリでしたね」とのこと。次は1時間後?
彼はそのあと、こう言った。「グラント将軍は愛妻家で、奥さんも同じ墓に、と望んだんです。だから、一緒のところに奥さんの墓もあります。それにあやかって、ご夫婦でここで写真を撮る人も多いんです。夫婦円満だそうですよ」。
はい、撮ってきました。
♥ ラクーンもリスもいるマンハッタンは不思議な都会
一緒のツアーの一人がトイレに行きたいとのことで、この辺りのお土産を売っている建物へとハドソン川のほとりに降りていく。
そこを歩いていると、突然、ガイ ドさんが、「あ、あそこ見てください!ほら」というので、みんなで木々の間をのぞく。「ラクーンですよ!」と言うじゃないか。
いや、ほんとにいました。ラクーン、つまりアライグマですね。ニューヨークにはけっこうこういう野生動物がゴロゴロしているらしい。
そういえば、昔ニューヨークに来た時に、ほんとに都心の真ん中の小さな公園にリスがちょこちょこいたのでびっくりしたっけ。
その後は、ハーレムの有名なアポロシアターを窓越しに眺めたりして、アッパーイーストサイドに。もう、観光ツアーも終わり近い。
高級住宅街とセントラルパークの間を車は走る。左側にグッゲンハイム美術館。(帰りの飛行機でアニーを観ていたら、ここが出てきたっけ)そしてもっと下って いくと、右側(セントラルパーク側)にどーんとメトロポリタン美術館。おお~っ、大きい。以前に来た時もすごいな、と思ったけど、ほんとすごい。美術館の 前には人がいっぱいだった。
ガイドさんが、「5番街付近で車をとめるんですが、ご希望の場所はありますか?」と聞いてくれたので、有名なおもちゃ屋さん「FAOシュワルツ」の前でおろしてもらうことにした。
ガイドさん、もう一家族ともそこでお別れ。
お世話になりました!