Moon River あちこち行きたい

家族で国内・海外旅行。うきうきの準備から現地での様子まで。SFC修行のことや人にもらったお土産レポもあり。

台北5 ★九份ぷち旅

 シュールな九份

部屋で少し休んで、タクシーで九份に。天気があまり良くない中、1時間ぐらい乗った。

九份は雨が多い、しかもガーッと降る」というような体験談をネットであちこちでみたので、行く前に100均でポンチョ型のレインコートを家族分3つ買っておいたんだけど、これは大正解でした。訪れていた他のみなさん、九份セブンイレブンで買ったレインコートを着てましたよ。(着てないと、たぶんびっしょり)

さて、タクシーの運転手さんに、商店街?の入り口で降ろしてもらって、1時間半後に迎えに来てもらうことにした。

 

さてさて、この商店街?がすごい。せっまい道にぎーっしり店が並んでいて、そこを傘とレインコートを着た人がどーっさり歩いてるんだよ、ある意味シュールで面白かった。お店をのぞきながら、人の中を歩きつつ少しづつ登っていくと脇道に階段が現れる。そこを下っていくとちょっと小さな展望台みたいなとこがあって、そこから景観を眺める。惜しいなぁ、晴れてたら素敵だろうに。九份はもともと雨の多いところだとホテルのひとも言ってたけど。

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で、そのまま階段を降りて行くと、おおお〜う、ガイドブックに載ってるあのお店が右側に。みんな、写真撮ってる撮ってる。「千と千尋の神隠し」に出て来る湯屋の雰囲気そのままのアレです。私たちもちゃんと写真を撮りましたとも!

 ちょうど暗くなって来ていて、灯りがともって綺麗でした。

 

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その後、お茶をしようとかわいいカフェ? お茶屋さん? に入ろうとしたら、40分待ち!だというので諦めました。これだけ人がいればねぇ。

ココで息子だけ別行動ということで別れ、私と夫はまた先ほどの商店街?(いつも?マークが付くのはなんかぴったり来ないから。いわゆる観光地の商店がひしめき合っている感じ。火事が起きたらたぶん大惨事になりそう……ってぐらいの道)を戻り、出口近くの喫茶店(カフェという感じじゃないんだなぁ)でコーヒーとカフェオレを飲むことに。雨もけっこう降ってたし、ちょっと休みたかったしね。

もっと天気が良かったら、店をよく見て歩くのもいいかもしれない。美味しそうなアイス(クレープみたいな生地にナッツとアイスをつつんだもの)やオカリナの店とか、ザ・観光地っぽいお土産店も多くて面白かった。

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喫茶店の2階の席から、商店街の道が見えるので、息子が通ればわかるかも、と話しながら、身体を暖めていた。ぬれたせいもあって少し寒かったので。

で、ちょっとして外を見ると、あら息子がいるじゃないですか。しかも歩きながら何か食べている。夫が呼びに行くと、息子も入って来て、飲み物を注文する。なんと、息子はあのアイスクリームを買って食べたんだそうだ。うん、若い子が列をなしていたっけ。寒いでしょうに、皆さん。若いって素晴らしいわ。

 

 

 優しい運転手さん、「はおちー」だったわ!

実は、タクシーの運転手さんは日本語も英語も話せなかった。行きのタクシーを降りるとき、「帰りもここで待っていればいいですか?」、たったこれだけのことをわかってもらうのも言語が通じないと大変なんだということがわかった。もう身振り手振りで、時間は筆談でした。にこにこした優しそうな運転手さんだ。

タクシーを降りた場所は、バス停らしく、タクシーやバスが停まったり方向転換をする屋根付きの狭い場所があるんだけど、そこで、二人のおじさんがタクシーやお客さんを誘導している。

一人のおじさんは「ラーイ!ラーイッ!」と運転手さんにどなって(大声じゃないと聞こえない)バックさせていた。たぶん、この「ライ」というのは「来」で、英語の「come」ということじゃないかな、と思った。「(こっちに)来て」ってことだろう。

 

帰りの時間にまたそこに戻ったんだけど、タクシーがいない。番号を確かめながら、そのあたりを探していると、バス停の二人のおじさんのうちの一人が「こっちで待ってて」と日本語でにっこり笑って言う。まだ雨が降っていて、だからおじさんの言うとおり、屋根の下で待てるのはありがたい。だから、その言葉に従った。

数分後、あ、来た、あの番号だ! と自分たちのタクシーを見つけて乗り込む。

そしたら、運転手さんがおもむろに袋を渡すのよ。中をみるとおまんじゅうのようなものが入っていて、食べろというようなジェスチャー。えーっ、いいのかな、とかなんとかいいつつ、いただいた。おまんじゅうと言うよりは、大福のようなかんじかな。「謝謝(シェシェ)」と言って、はむはむと食べていると、夫が、「ね、なんだっけ、おいしいって言葉……あ、そうだ、ハオチーだ」というので、みんなで、「はおちー」「はおちー」と口々に言うと、運転手さんはわははっと嬉しそうに笑い声をあげた。

その後、うとうとしていたら、いつの間にかホテルでした。

優しい運転手さん、バス停のおじさん、どうもありがとう!!

 

雨は降っていたけれど、楽しい九份プチ旅でした。