北海道に行く前に、「どこか行きたいとこある?」と聞かれたとき、なんとなく千歳からいけそうなところを探していて思いついたのが洞爺湖。
なんでかというと……そうですよ、「洞爺湖サミット」。サミット自体が印象に残ってたんじゃなくて、そのときに画面に映っていた景色や聞いた土地の名前が頭に残っていたという、そんな単純な理由だったのさ。
着いたら、すんごくきれいな景色のところだった。ほんとに気持ちがいい。
絵はがきみたいでしょ? 左側にうっすら見えるのは羊蹄山、かなぁ?
湖のほとりは遊歩道が整備されていてキレイ。
商店街はうーん、ちょっと寂れてる? でも、平日だけど観光客は結構いる。すごいじゃな~い、と思ったら、みんな外国の方々でした。
このへんは昔、もっと観光地として栄えてたんだけど、一時期とてもすたれてしまったらしい。商店街ももっと閉まっていたとか。けど、外国の人がたくさん来てくれて、また盛り返してるとか。ありがたいよね~。
まず、お義兄さんが、お土産屋さん「わかさいも本舗」に連れていってくれた。(駐車場のそばだったの)洞爺湖名物(?)の「わかさいも」を買い(これはお約束らしい)、その後、遊覧船乗り場のそばのレストランで釜飯を食べる。カニが入ってておいしい~。
「わかさいも」というのは北海道の人のソウルフードなんだそうで。「いも」という名前で、お芋の形をしているのだけれど、原料には芋は使われていない、というお菓子。でも、北海道産の原料だけで作られているそうな。お豆とか昆布とか。
♥ 中島でエゾジカに会えるかな?
その後、遊覧船に乗って、中島へ。
30分に1本出ている遊覧船は、中島で降りることも出来るし、そのまま帰ってもいい。中島で降りた場合は、その後に来るどの船で帰ってもいいそうだ。
遊覧船のまわりにはカモメがワンサカ飛んでいる。え、カモメって、海にいるんじゃないの?海が近いからかしら? 餌付けされているんだかなんだか、遊覧船の近くに寄ってくる。近くで見るとかなり大きな鳥だ。羽を広げていると1mぐらいあるんじゃないかと思う。けっこうな迫力。
中島に着くと、岸の近くには白鳥が。これもけっこう大きくて迫力もの。
「30年前は鹿が自然のまま放してあったと思ったんだけど」と義兄。今は林野庁が自然保護区として保護しており、囲いがある。
でも、囲いの中の林には遊歩道があり、管理事務所に届け出ると散策が可能だそうだ。(エゾジカもいるらしい。見たかったなぁ)。私たちは、その中には行かず、ベンチに腰掛けて、ソフトクリーム食べてましたが、なにか。
写真は湖岸から見た中島。北海道は8月半ばにあじさいが咲くのね~。
しかし、この中島はそよそよと風が吹いて涼しい! なんて気持ちがいいの!(ハチはいるけどね。攻撃はしてこないけど、けっこういる)
癒やされるなぁ。
それにしても、遊覧船の中でも中島でも、ここは一体どこ? というぐらい、外国語(主に中国語、ハングル)が飛び交っている。船の中の表記もその二つの言語があるし、ビデオの言語もそうだった。(日本語もあります)
大型バスでどーっとやって来るようだ。北海道は人気旅行地だとか。まぁ、わかるよね。 帰りの遊覧船は添乗員のお姉さんが、英語でアナウンスをしていた(毎日同じこと言ってるからか棒読みだったけど)。どこの観光地も、きっといろんな国の人が来るのに対応しようとがんばってるんだね。
岸に着くと、暑い。中島の方がずっと涼しかった。快適だったのに……。
「あの山(丘?)の上にあるのがウィンザーホテル。サミットがあったとこだよ」とお義兄さん。(ザ・ウィンザーホテル洞爺 リゾート&スパ)
あんな山の上にぽつんと建っているというのは、セキュリティの面でとってもナイスなんだろう。サミットに向いてるよね。
小さくしか見えないけど、きっと高級ホテルなんだろう。海も羊蹄山も見えるらしいし、レストランも有名なんだそうだ。機会があったら行ってみたい気がする。
真ん中の小さく写ってる建物がウィンザーホテル。 遊覧船の乗り場からだと対岸のだいぶ左側の方の山の上に小さ~く見えます。
* * *
あれよあれよと時間が過ぎて、今日泊まるホテルに送ってもらうことになった。車の中ではうとうとしていたので、あらっと思ったら着いていた感じ。すみません。
さて、送ってもらって着いたのは支笏湖のほとりにあるホテル「しこつ湖鶴雅リゾートスパ 水の謌」。あまり大型じゃないけど、素敵な外観。
車が着くとすぐスタッフが迎えに来てくれて、荷物を運んでくれる。お義兄さんとは一度、ここでバイバイ。ほんとにありがとうでした!