♥ メトロカード買いました
5月3日(日曜)。昨日より大分暖かい。
さて、よし、と出かけたものの、「あ、メトロカード忘れた」と、1ブロックも歩いていないところからホテルに戻る。
忘れたのは私だけでなく夫も。2人とも、昨日着ていたジャケットとコートのポケットに入れっぱなしだった。
今日は、暖かくて(というか、暑いくらい)、上着が要らないのだ。
ところで、このメトロカード、えらく便利だった。私たちは4泊しかしないんだけど、7日間乗り放題のカードを買った。
1 回乗ると2.5ドル。初めに1ドルかけてカードを買って、チャージしながら使う形のカードもあるんだけど(1回ごとに払うのもアリ)、乗り放題の方を30 ドルで買ってしまった。12回(6往復?)乗れば元が取れるし、お金をチャージしたり、1回ごとにお金払ったりする手間がないし。
だいたい、最初のうちはちょっと遠くても歩いたけど、2日もたてば、ちょこちょこと乗るようになってしまうのさ。(駅によっては、1回券が買えなかったり、チャージができないというところもあるし)
しかも、これでバスにも乗れる!便利なカードです。
昔、来た時は、トークンだったけどねぇ。
♥ 素晴らしくて疲れるメトロポリタン美術館
ともかく、朝、少しのんびりして、その後、メトロポリタン美術館へ。
ああ、前にも来たよなぁ。あまりにも大きくて、疲れちゃったっけ~なんて、思い出しながら、入り口を入る。
昨日の観光ツアーのガイドさんに教えてもらった通り、Suggestionをされたので、一人2ドルで入館させてもらった。(入館料は決まっているわけじゃなくて、「いくらにしますか」と聞かれる。寄付なんだよね。何も言わないと、25ドルとなる)
さて、エジプトのエリアから見ていったんだけど、最初の30分で、しまった!と思った。
うちの息子は博物館とか美術館が好きらしいのだ、どうも。
昔、夫と二人で来た時も思ったのだが、ここは1区画だけ見るところを決めて、そこだけ見る、ということにでもしないと、疲れて死ぬ。
あそこにある品すべて(倉庫にしまってあるものも含めて)1個につき1分見たら、(寝ないで見て)11年かかるんだそうだ。そのくらい収容物が多いということ。
というわけで、息子に話をしたところ、「エジプト、ギリシャ、それに武器の区画が見たい」と言った。そんなに見るのか……。
息子に日本語の音声ガイドを7ドルで借りてあげたのだが、「少ししかガイドされてないし、面倒臭い」と途中で投げられたので私が使うことにした。
たしかに、膨大な展示物のうちのハイライトというか、少しのものしか解説されてはいなかった。でも、これぐらいでいいじゃーん。
途中、エジプトの神殿?で一休みしたあとも、まだあるのーというぐらいあったエジプトの区画をやっと出て、武器の区画に……と行きたいところだったのだが、その日はイベントをやっていて、そのセクションはclosedだった。(ちょっとホッ。でも、息子は怒っていた)
で、ギリシャへ。ここら辺で私は既にグロッキー気味になり、途中からベンチに座り込んでいた。
ほらね、死んじゃいそうよ、もう。
し かし、圧倒されるような量。それに、ギリシャの初期の方の人物の像が、エジプトの人物の像によく似ていて(立つポーズまで似ている)、びっくり。ギリシャ が栄え始めた頃にはエジプト文明は太古のものになっていたそうだけれども、大分影響を受けてるんだよね。こうやって、それを形として目で見ることができ るって、やっぱりすごい。やがて、だんだんと「ギリシャ彫刻のような……」と例えに使われるモトとなった形に変化していくんだよね。
あー、今回もものすごい疲労感。すばらしいんだけど、やっぱり私には1セクションが限界。
ところで、このメトロポリタン美術館が舞台になる話で、「From the Mixed-up Files of Mrs. Basil E. Frankweiler」(E.L.Konigsburg著)*という児童書があるんだけど、これは面白かったな。
女の子が弟と家出して、メトロポリタン美術館に住み着くんだけど、そのうちに、ある美術品の謎を解くことになる、というような話だった。
細かいことは忘れちゃったんだけど、旅行前に読み返しておけば良かった~。
〔*「クローディアの秘密」というタイトルで、岩波少年文庫から日本語版が出ています〕
♥ ナイトミュージアムの舞台「アメリカ自然史博物館」へ
さて、そこから79番のバスでセントラルパークを横断して、アメリカ自然史博物館へ。メトロカードはここでも活躍。
そこでまず遅めのお昼ごはんを取ることにする。バイキング形式のカフェ?ですね。サラダやチキンなどを容れ物にいれて、1ポンド(重さ)いくら、という形で支払う。この形式は前日のホールフードと一緒ですね。
さぁ、展示物へ。ここは映画「ナイトミュージアム」の舞台になったところなんだけど、映画の雰囲気はあまりない。
まぁ、剥製のようなものが並ぶ展示は、子ども向けのせいか、メトロポリタンを見た後のせいか、なんとなく大分見劣りがする気がしますね。
でも、恐竜の骨はすごかった。
映画では、入ってすぐのところにティラノがいた気がするけど、違う骨だった。(なんだったか忘れた。草食っぽい首長竜と、ティラノにちょっと似た、もっと小型のがありました)
行きの飛行機で見た「ナイトミュージアム3」の初めのところに出てきた、「新しくできたプラネタリウムの建物」というのは確かにあったんだけど、中はプラネタリウムじゃなくて、宇宙館っぽいものでした(たぶん)。写真の右側の丸いやつです。
そういえば、ここもメトロポリタンと同じくsuggestionだと昨日のガイドさんに聞いたんだけど、切符売り場がものすごく混んでいて、空いてる自動券売機で買ったので、一人22ドル払いました。
そこを出て(すでにクタクタ)、ゼイバーズという、ウエストサイドの高級(?)スーパーに行く。
前回ニューヨークに来た時は、この近辺に泊まっていたので(コンドミニアムというか、ふつうのアパートメントの1部屋を1週間借りた)、このスーパーにも足を運んだ。
ホテルじゃなかったので、ここのお惣菜をかったような気がする(忘れたけど)。
とってもいいスーパーだったというイメージだけ残っているんだけど。
あ、帰ってしばらくの間はゼイバーズの胡椒がキッチンで活躍してたっけ。
Zaber's
2245 Broadway New York NY 10024
http://www.zabars.com/on/demandware.store/Sites-Zabars-Site/default/Home-Show
さて、疲れたので、着いて早々、そこのカフェ(?)でアイスクリームやコーヒー飲んでいたら、閉店時間が6時で、もう閉まる寸前。
スーパーの方はろくに見ずに帰ることになった。閉まるの早すぎでしょ。
日用品だから? 日曜日だから?
それにしても、ニューヨークはこの時期、8時ごろまで暗くならないので、時間の感覚がなくなっちゃう。
地下鉄でコロンバスサークルまで行き、昨日のスーパー「ホールフーズ」で、なんかお土産でも見つけるか、と思ってうろついたけど、疲れも手伝ってか、何も買う気が起こらない。
♥ アンビリーバボーなピザも美味しいけど、量が問題だわ
というわけで、夕食にしよう、ということになった。
トリップアドバイザーで調べておいた店に行くことにする。
イタリアンなんだけど、どうかな。
Patzeria Family & Friends
311 W. 48th Street, New York City, NY 10036
http://www.patzeriafamilyfriends.com/#_=_
予約をとってなかったんだけど、席が空いていて、うまく入ることができた。(入れなかったら、ピザをテイクアウトして帰ろうと話していたんだけど)
なんとなく、近所の人がふらっとやってきて、友だちと夕食とるか、みたいな感じの気軽な雰囲気の店ですね。
しかし、メニューを見ても、何を頼んだらいいかわからない。
店のおじさんに相談すると、アントレ(前菜)とピザ(15インチ)をとるといい、と言われた。
ピザはマルゲリータタイプのものが「アンビリーバボーなほど美味しい」とおじさんが言うのでそれにして、アントレはチキンなんちゃらにした。あと飲み物を3つ。
さて、出てきたものは二つともとても美味しかった。美味しかったけど……多すぎ。
息子と夫がかなり頑張ってくれて完食したんだけど、多くて苦しかった。
3分の2の量だったら、「おすすめ!」と素直に言えるんだけど、ほほほ。
帰る時に、楽しそうな顔でおじさんが言った「See you tomorrow!」には吹き出したものの、当分いいかな、と思ったのは私にだけではあるまい。
楽しかったけど、もうクッタクタに疲れた3日目でした (^-^)/