羽田からシドニー までは9時間半。
アメリカ本土やヨーロッパよりは近いけど、アジアよりは遠い。
2019年8月16日の朝、今まで行ったことがなかった国、オーストラリアはどんなところなのか、ワクワクした気持ちでシドニー「キングスフォード・スミス国際空港」に到着しました。
一応、羽田で長袖のブラウスに着替えてから飛行機に乗ったので、ここでは着替えは必要なし。(夏の羽田から冬のシドニーですからね!)
ともかく荷物をホテルに預けにいかないことには、何もできません。
すぐに観光に出かけたい気持ちを抑えて、まずはこれからシドニーで過ごすための準備をしなくちゃ!
★ 現地の通貨を手に入れないことには!
さて、飛行機を降りたら、しなきゃいけないことがいくつか。
まず一つ目が両替え。
カードを主に使うといっても、いくらかは現金も必要。
特にお店によってはカードだと手数料をとられるし、タクシーはカードだと必ず手数料をとるということだったので、夫婦2人で3泊5日で一応20000円分をオーストラリアドルにしておくことにしました。
実際、ほとんどの支払いをカードにしたので、これで足りてしまった。
タクシー、一度も乗らなかったし……
空港ですから、両替所ももちろんあるんですが、デビットカードがあるのでATMでそのままこちらの通貨をおろします。
私の使っているのはソニー銀行のもの(Sony Bank Wallet)で、前年のヨーロッパ旅行の時もほんとに便利でした。
自分の口座に現金を(もちろん日本円で)入れておけば、あちこちの国で現地の通貨を引き出せるんですからね。
ANAからソニー銀行と提携のデビットが出るようですが、これは、日本で一度現地の通貨にかえておかなくてはならない仕様のようなので、ちょっとソニー単独のものとは違うかな、と思います。
デビットカードもいろんなタイプがあるようなので、作るときにあれこれ調べました。
私は「円で入金してあるものを、現地の通貨で引き出せる」タイプのものを探したんですよ。面倒臭がりなので、旅行前に入金額のチェックだけで済むようにと……
(だって、現地通貨を毎回準備って、もう絶対忘れちゃいそうじゃないですか!)
★ SIMを現地調達してみた
制限区域から出てくるとすぐに、SIMカードの売り場があります。
私は Amazon でシドニーで使えるSIMカードを買っておいたんですが、これは使用3日前までに登録しておかないと使えないというものだったんですよ。
で、夫はそれをしておかなかったために、現地でまた買う羽目に。(もし現地で登録しても、旅行のほとんどが終わる頃に使用可能になるという……)
しかし、夫のスマホが使えないのは困るので、仕方なく買うことにしました。
し・か・た・な・く!
買い物とかで、はぐれたら面倒だしね。(うろうろするのは、私の専売特許)
結論から言うと、今回は現地で買ってOKでした。
日本で用意するより安いし、シーズンオフだからか、全然混んでないし。
頼んだらすぐにセットしてくれるし、手間なしでした。
(いつもは夫がセットしている。私の分も。でも、空いていたので頼んでみたらOKでした)
夫が買ったSIMカードは確かOptusでしたが、私は日本で手に入れるときに、一応、シドニーで良さげなメーカーを調べておいたので(Optus、vodafone、Telstra)、迷わず買いました。1,700円ぐらいでした。(他のと比較しないで決めてしまったので、もっと安いのもあったのかも)
どっちにしても、夫の場合、2枚も買っちゃったんだから、ダメダメですけど。
この値段も、私が Amazonで買ったのよりは安いんです。
現地の方が安いのは知ってたんだけど、並んでたりしたら待つのも面倒だし(どんだけ面倒臭がりなんだ)、空港でイライラ待つのは嫌なので、だいたい事前に買っておくことにしてるんです。
ふう、これではぐれてもなんとかなるし。
しかし、日本で手に入れたSIM、なんで3日前に登録が必要なんでしょう?
SIMを入れ替えれば使えるものばかりだったので、ちょっと違和感がありましたよ。
使えたからいいんですけど。
ちなみに、これですわ。
★ オパールカードは必須!!!
次はオパールカード(Opal Card)という交通系カードを手に入れなくちゃ。
空港から市内に電車で行く場合に、絶対用意した方がいいものです。
これは私が使ったもの。
大人用です。
「毎回、タップしてね」シールで絵柄が見えない。
これがシールとったもの。
ちなみに子ども用はこちら。
16歳以上は大人用なので、注意。(子ども用は4〜15歳)
これ、すっごい便利でした。
電車、バス、フェリー、路面電車で使えるとガイドブックにもあったんですけど、バスなんかはこれがなくちゃ乗れないのもあるそうなんで、手に入れたほうがいいですよね。
しかも、これ持ってる方が、交通費も安くなるんですよ!!!
(詳しくは下の方にあります〜)
カード売り場は、シドニートレインの乗り場の改札手前。
なので、下の写真のような「TRAINS」(シドニートレインに乗りますよ!)という表示をたどっていくと着きます。
空港とつながってるので、エアポートリンクとか、エアポートトレインとか、書かれていたりもします。
ここの売り場では、現金もカードも使えます。
私はカードで買いましたが、窓口によってはカードのみのところもあります。
私の前に並んでいた男の子が、順番を譲ってくれるので、なぜ?と思ったら、カードonlyの窓口しか空いてなかったからでした。
カード本体はタダですが、買うときにいくらチャージするか聞かれます。
市内まで18ドルかかるので、20ドルはチャージしてね、というようなことが売り場に書かれていた*ので、しょっちゅうチャージするのもめんどくさいし、と40ドルチャージしました。〔* 調べてみたら、18.5ドルが正しいようです。すみません〕
ただし、最後に払い戻しはほぼできない(オーストラリアの銀行口座が必要)ので、あまり多めに入れておくのはやめた方がいい、とガイドブックにありました。
帰りのチャージの時に、気をつけなきゃ!
ちなみに、チャージは「top up」と言うんですよ。
ロンドンでもそうでした。
やっぱり国旗を見てもわかるとおり、イギリス系なんですね。
ビルとかの階数もイギリスと同じで、1階が Ground floor、2階が First floor、3階がSecond floor とややこしい。
あ、エレベーターは lift です。
駅や空港なんかで、エレベーターのありかを探すときは、「Lift」と書かれているのを探すといいんです〜。
このオパールカード、いろんな割引があるんですよ。
もともと、切符を買って乗るより20%ぐらい割引になっていたりするんですが、
もっとすごいのが、これ。
1日の上限は15.80ドル、1週間では 63.20ドルとなっていて、それ以上は使っても金額が引かれることがないんだそうで。
びっくりじゃないですか?(ただし、空港から市内までは別だそうです)
それに、日曜日はどんなに交通機関を使っても、 2.80ドル以上はひかれない!!
(ただし、これも空港から市内までは別だそうです)
これを知ったときは、驚愕でしたね。
東京も真似すればいいのに。
え? 余計に混むって? そうかも……
ともかく、これを知った私は、タロンガ動物園に行くのは日曜日にしたのです。
タロンガ動物園へはフェリーかバスで行くんですが、オペラハウスを海側から眺められることだけでも、フェリーがオススメです。
で、そのフェリーの料金が往復で12〜13ドルかかるわけですが、日曜日なら、2.80ドルで収まるんです!
日曜日にフェリーを組み込むしかないでしょう、ね?
★ 空港から市内への足の話
【電車で行く】
市内への足は、私的には上にあるシドニートレイン(エアポートトレイン、エアポートリンク)1択でいいんじゃないかと思うくらいです。
だって、これに乗れば、15〜20分くらいで市内につくんですよ!
今まで、ニューヨーク、ロサンゼルス、ロンドン、パリ、大きな都市にはいくつか行きましたが、どれも国際空港から市内までこんなに近くはなかった。
シドニー、良い!!!って思いましたね。
でも、 もちろん、他の方法もあります。
シドニートレインは、座席に行くのに階段を上り下りしなくちゃならないしね。
全部じゃないですが。2階建てなので、入り口入ったら、上か下に少し階段があるんです。
こんな感じ。
出入り口付近にも席はありますが、少ないです。
【タクシーで行く】
荷物が多かったり、小さいお子さんがいたりするなら、タクシーも考えますよね。
ホテルが駅から遠い、ってこともありますしね。
で、タクシーですが、これだと、費用は45〜55ドル。うん、3人いれば、確かに電車よりいいかも。ホテルに横付けできるし。
かかる時間も電車と変わらないようだし。(乗ってないので、確信はありません。すみません)
上の通貨のところでも書きましたが、タクシーはカード払いにすると手数料を取るので、現金の用意は必須ですね!
【シャトルバスで行く】
いろんな空港で、よくあるシャトルバス。
自分のホテルに止まるかどうかを確認してから乗ります。
でも、あちこちのホテルにとまって行くので、時間はかかります。
シドニーの空港では「Redy2Go Airport Shuttle」という会社がやっているそうで、空港から市内まで20ドル前後?(詳しくはここで検索してみてくださいませ)
じつは、私も行く前に調べたのですが、トリップアドバイザーであまり評判が良くなかったので、やめました。これです。
雨の日とかは、ホテルまで行ってくれるのはいいし、少ない人数だったらタクシーよりは安いので、いいかなぁ、とは思うのですが。
【バスで行く】
普通のバスで行く、という手段ですが、これが一番安いです。
でも、途中で乗り換えがあったりするとどこかで読んで、「無理。荷物もあるし」と最初から諦めました〜。
根性なくてすみません。
というわけで……
さ、これで準備は整った!
シドニーを楽しんで来ましょうね〜。